第28話 ボランティアは「人の為ならず」

第27話に続き今回は日本文化「着物」を通したコミュニケーションについてです。 

「情けは人の為ならず」ということわざがあるが、ボランティアも行うことによって自分の経験値を広げたりと自分のためというのが、ドバイでよくわかった。



 ドバイ生活を振り返る時、記憶にあるのはもちろん豪華なホテルや世界で何番美しい〇〇もあるが、それよりも個人的にはやはり現地での人とのやりとりである。

 

 ボランティアと称して現地の方々とお付き合いさせていただいたこと、また

誰かのお役に立てた時の相手の笑顔が何年立っても鮮やかによみがえる。

貴重な経験をさせていただいたご縁にほんとに感謝している。

 

 私はドバイ女子大学で日本文化を教えていらした菅さまとのご縁で、先生を含む日本人4名で着付けを教える機会を得た。

 

 着付けが終わると全員で記念写真。

ひとりだけ頭のスカーフ(ヒジャーブ)を着けたままで、それでも違和感なく

着物が似合っていたのはなぜだろうか?

お互いを認め合うと世界はいい関係になるということかな。

ボランティアから学んだことでした。

次回はひとりで臨んだ書道の授業について書きます。

 

 

*58歳の英語の話せないオバサンの3年間(2011年3月~2014年

3月)のドバイ生活の記録です。  

*国際コミュニケーション キーワードは ・度胸 ・好奇心 ・サービス精神