第16話 花屋のジュンとマリー

外国人のユーモアのセンスにびっくり。(@_@;)

レジデンスの近くでよく利用したアンティークショップに併設した花屋があった。 

確かさくらクリニックの近くだったと記憶しているがーーー。

 

店長は男性でフィリピン人のジュンだった。

日本の文化に詳しい彼だった。

お祝いの花束を注文した際、「白い菊を混ぜる?」と聞いた。

私がダメダメと言うとげらげら笑って「日本人は葬儀の時(クリスチャンの十字架のゼスチャーをして)菊を使うんだね」と言ったりした。

 

 また、ある日のこと店内に女性がいた。私はジュンに彼女のお名前は?と

聞くと「ボンサイ」と言う。

 えっ?聞き返すと「小さいから」と。小柄な彼女と日本の盆栽をかけたようであった。私は「天才でしょう」と言ったけど・・。

名前はマリーといった。

 そのマリーが言った。「あなたの旦那さんの職場の日本人男性紹介してほしい」と。その返事私は「ごめんね。夫の職場の男性は皆既婚者です」

するとマリーの返事は「no problem」・・・????

 

ジュンともう一人の男性スタッフは会計の際よく歌っていた。

高橋真理子の fou you の「あなたが欲しい~あなたが欲しい♪♪」のフレーズを。

 また、ふたりともゲイのようで私より夫が店に来ることをとても喜んで

カウンターを太鼓のようにパンパンたたいて喜びをあらわにした。

私と夫への対応の違いがあとで理解できた。

ほんとに今、思い出しても楽しい店だった。

 

ユーモアは世界をつなぐコミュニケーションツールと感じた。!(^^)!

 

 

*58歳の英語の話せないオバサンの3年間(2011年3月~2014年3月)のドバイ生活の記録です。 

*国際コミュニケーション キーワードは ・度胸 ・好奇心 ・サービス精神