第6話 驚異の行動力
私がドバイで一番パワーを感じた人の話です。
いつも利用していたアブダビ資本のインド系スーパーマーケット
LuLu Hyper market は食品、日用品、家電など生活必需品が充実、価格がとても
リーズナブル。
トルコ産の乾燥イチジクやドバイ定番土産デーツなど所狭しといっぱいありました。おススメのスーパーです。
惣菜コーナーのバターチキンカレーはとてもおいしく、慣れたころにはタッパーや鍋持参で買っていました。
今回のタイトルはそのスーパーでのできごとです。
トイレを出ると掃除をする人が必ずいるのですが、彼女が自分の手を痛そうな顔で見ていました。
私がどうしたのか聞くと、先の客が誤ってドアを閉めたため、そこに挟まれてしまったようでした。
少しのチップを渡すと、彼女は礼を言い、それを薬代にすると。
そのあと私が日本人と挨拶するとすかさず「Take me to Japan」と。
彼女はバングラディッシュから単身ドバイに出稼ぎで来たという。
それだけでも驚きなのに・・・バングラディッシュ・・ドバイ・・日本へ。
年齢はたぶん私と同じくらいかと。
彼女のあの時の目ヂカラ・・あのパワーを思うと英語が話せなくてもなんとかなる・・世界中どこでも生きていけるような不思議な力が湧いてきた私だった。
語学力の前に行動力!
他にも同じ年ごろで、家族をフィリピンに残して30年も出稼ぎで頑張っている友人も後にできたが、やはりバングラディッシュの彼女のパワーはダントツだった。
*58歳の英語の話せないオバサンの3年間(2011年3月~2014年3月)のドバイ生活の記録です。
*国際コミュニケーション キーワードは ・度胸 ・好奇心 ・サービス精神