第38話 ドバイ空港で迷えるオバサンの行方
第35話でモロッコで電車を遅らせた記事でしたが、今回はドバイ空港での出来事です。
ドバイ国際空港は世界でも3本の指に入るくらいの広さを誇る空港。
そこで迷子同然の出来事が。。。。
日本から友人親子が来るということで、朝早い時間に迎えに行きました。
空港までの車の中で、会った瞬間のことを想像してるとワクワク感が爆発しそうになりました。家から20分程の近い空港も遠くに感じていました。
いよいよ空港へ到着。
まだかな?まだかな?・・ところが、待てども待てども到着口に姿が見えなくて、夫は仕事があるのでひとり残る私を心配しつつ職場へと向かった。
焦る私のところへ日本人男性が駆け寄って言いました。
「日本人ですか?」広い空港で日本人をみつけてホッとした様子で
「アブダビまでバスで行くにはどうしたらいいですか?」と聞かれた。
日本人の私と話したことで青年は安心したようだった。
逆に私は彼に聞いた。
日本を出発した時間と到着時間を。
その後、彼はバス停に向かって小走りに立ち去った。
。。。。。ダメだ!友人親子はすでに到着して何時間も立っていることになる。どこへ行ったんだろうか?大丈夫だろうか。
空港の外へ出たのだろうか?
もしも会えなかったら・・・。不安でそれこそ爆発しそうだった。
夫も「大丈夫か?会えたか?」と何度も電話が来る。。。
(英語の話せないオバサンのオロオロしている様子を想像しただけでかなり疲れたと思う😰)
私は気が付くとなりふり構わずある行動に出ていた。
首から名札を付けた空港スタッフと思われる人で優しそうな人に声をかけた。
「助けてください。私は日本から来るはずの友人親子に会えないでいます。
どうしたらいいでしょうか?」たぶんそのような内容のことを言って
いたと思う。(それを今は言えない。とっさに出た英語だった)
はじめ4名ほどに。皆さん親切だった。
「まっすぐ行って左に曲がって・・・」と指示。
私は言われた通り動いたがやはり壁は厚かった。
そこで夫に電話、夫の職場の英語も日本語もできるスタッフに電話を代わってもらい空港スタッフと話してもらうことに。
結果、夫の同僚から「今、いる場所は間違いで〇〇へ行くように」とか言われて
さらに動き出し、その後も何名もの空港スタッフに聞いて、結果たどり着きました!!!
エミレーツ航空相談窓口!!
奥に奥に入ったその窓口はグレーのパテーションで仕切られて、そこで事情説明
するとフィリピン人の女性スタッフは搭乗者の名前を調べ言いました。
「あなたの待ってるその人は明日の飛行機です」
それを告げられた私は安堵したらその後の記憶はありません。
ただ、その窓口のスタッフに何度もお礼を言って・・夫に連絡メトロで家に戻りました。
気持ちも落ち着き、友人からのメールを再度確認。先方の到着日付連絡ミスでした。
あの広いドバイ空港でエミレーツ航空相談窓口にたどり着いた自分に驚きと同時に「英語ができなくても世界中どこでも生きていける」そんな自信がもてた思い出に残るできごとでした。
*58歳の英語の話せないオバサンの3年間(2011年3月~2014年
3月)のドバイ生活の記録です。
*国際コミュニケーション キーワードは ・度胸 ・好奇心 ・サービス精神